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アメリカ横断ウルトラクイズCSで初放送決定!!
ウルトラクイズファン待望のCS初放送決定!!!
@3haimeさんの情報で、第12回アメリカ横断ウルトラクイズが
6月にファミリー劇場で放送されるそうです。
ウルトラクイズがCSで放送されるのはもちろん初めて。
第12回といえば、総合司会・高嶋さん石川さんコンビの最後の年。
「酸素が足りなくなる」ような、長いルート紹介が印象に残っています。
あとは、アラスカ鉄道の置き去りや、カメちゃんの奮闘、ラスベガス・フェゴ島の大江さんが個人的な見所ですかね~。
日テレプラスではなく、ファミリー劇場で放送されるのは意外ですけど、
過去には木曜スペシャルの「矢追純一UFOスペシャル」がファミリー劇場で放送されたそうで、QUIZ JAPANの大門さんがニコニコ動画で放送していたトークショーでもファミリー劇場の事に触れていた覚えがあります。ウルトラ再放送の要望を出すならファミリー劇場がねらい目とか話していたような。
とにかく、ノーカット、音楽の差し替え無しだったらベストですね。
早く来い来い、6月!!
[追記]
放送日が判明しました。
ファミリー劇場・第12回ウルトラ放送日
ロンドン五輪サッカー放送日程(覚書)
サッカー中継・予選リーグのみ。時間は全て日本時間。
07/25(水)24:20-27:00(キックオフ25:00)
女子 日本×カナダ(テレビ朝日)
07/26(木)22:00-24:50(キックオフ22:45)
男子 日本×スペイン(NHK総合)
07/28(土)19:30-22:00(キックオフ20:00)
女子 日本×スウェーデン(NHK総合)
07/29(日)24:40-27:10(キックオフ25:00)
男子 日本×モロッコ(フジテレビ)
07/31(火)22:00-24:??(キックオフ22:30)
女子 日本×南アフリカ(TBS)
08/01(水)24:30-27:30(キックオフ25:00)
男子 日本×ホンジュラス(NHK総合)
25時キックオフの試合が3試合も。
翌日が平日だと全部見るのはちょっと厳しいかな。
女子は1位通過、男子は予選リーグ突破に期待。
THEクイズ神の感想
昨夜のクイズ神、面白かったです。
応援していたウルトラクイズ組のうち、第13回ウルトラクイズ優勝の長戸さんがベスト4に進出。
23年間クイズ番組に出場していなかったそうですが、セブンワンダーズでクイズ制作しているだけあって、今もクイズに強いんだな~と驚きました。
後、ホールドオン!の為季さんが1回戦をトップタイで通過、さらにh決勝に進出されていて、本当に実力のある方だと改めて思いました。(WQCでもベスト4に進出されてましたね)
2回戦では、同じくホールドオン!の最多勝利チャンピオン・松田さんを指名。
「ホールドオン同士の対決」として見所を作ってくれました(ナイスな指名!)
為季さんが松田さんを指名した時、為季さんがツイッターでつぶやいた「NHKでやれ」には思わず笑ってしまった^^;
決勝の早押しクイズでは、お手付きで自滅した形になってしまったけど、
一時は同点にまで追いつく展開。
優勝まであと一歩でしたが錚々たるメンバーの中での準優勝は立派です。
(おつかれさまでした。)
優勝したのは、東日本予選から勝ち上がってきた「無冠の帝王」こと渡辺匠さん。
一般の草クイズ大会で優勝されていたのに対し、クイズ番組の優勝歴は無かったそうですが、今回はクイズ番組で初の優勝。本当に実力のある方が優勝し、日の目を見る事ができたのは良かったと思います。
(長戸さんや為季さんを破っての優勝は素晴らしいです。)
クイズ形式については、1回戦は高校生クイズ全国大会を思わせるような書き問題でしたけど、問題が学問に偏ったものではなく、答えを知ると面白い、良い問題が多かったです。
「公文式を創立した公文さんのフルネーム」→公文公(くもんとおる)さん など。
2回戦は1対1で対決する書き問題。
先にも書いたけど、為季さんが松田さんを指名するといった、対戦の組み合わせの面白さを感じました。(西日本1位予選×東日本予選1位の対戦もありましたね。)
準決勝の多答クイズは、後ろの大時計セットと30秒で「ポ~ン」と鐘がなる演出が好き。(クイズ番組には大仕掛けのセットを!)
難問や思い出しづらい問題を最後まで正解していくあたりは普通に見てて凄いなと。
(僕なんて「ドラゴンクエスト」のサブタイトルを全て答えなさい。すら今では言えなくなったorz)
決勝は10問先取の早押しクイズ。
誤答すると相手に回答権が移動するシステムは、ウルトラクイズのマイナスポイントよりいいんじゃないかと思った。第13回ウルトラ決勝のようにポイント的に大差がつく事が少ないし、問題数もマイナス制よりも少なくて済むし。
他にも書きたい事があった気がするけど、とりあえずこんな感じで。
WQCの時よりテンポも良かったし、視聴率1桁は無いと思いますがどうか。
第2回クイズ神、または第2回ワールドクイズクラシックの開催に期待してます。
[追記 2012/07/02]
2chより。2桁なら次回の開催に期待!
12.3% 21:00-22:48 TBS 超人気クイズ番組統一No.1決定戦『THEクイズ神』
クイズ最強王者決定戦(仮)
WQCから半年・・・。TBSから嬉しいお知らせが。
クイズ最強王者決定戦(仮)
6月下旬から7月上旬 ゴールデンタイム(予定)
番組コンセプト
アメリカ横断ウルトラクイズ、アタック25、クイズ王決定戦、クイズ$ミリオネア、タイムショックetc…各局のクイズ番組で優勝した知識王たちが登場
し、日本一を決定するスペシャル番組!伝説の知識王と、テレビで大活躍している芸能人クイズ王者、さらには東日本・西日本の予選大会から勝ち上がった猛者
たちが競い合う!
ウルトラクイズ王クル━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!!!!
クイズファンはこの夏も熱くなりそうですね!
テレビマンユニオン史とウルトラクイズ(3)
前回:テレビマンユニオン史とウルトラクイズ(2)の続きです。
「テレビマンユニオン史」に白井博さんが第十回のウルトラクイズを最後に
番組から降りた理由が書かれていた。
四〇代も演出を担当すると墓名にウルトラクイズと書かれるのではないか
とありましたが、僕の中ではどうも引っかかるものがある。
それは白井さんと一緒にウルトラクイズのプロデューサーをしていた
井上雅子さんの存在です。
白井さんのエッセイにもありましたが、
井上さんは昭和63年(1988年)1月15日に他界。
既に亡くなられているため、「テレビマンユニオン史」には
「女たちのテレビマンユニオン 亡き井上雅子さんへのオマージュ」として
坂本良江さんの書いたエッセイがありました。
それによると、井上雅子さんはテレビマンユニオンの二期生。
採用試験の時、
時折上げる顔にキラキラとした瞳が輝いていて、私たちは彼女の答案を一行も読んだわけでなく面接のインタビューひとつしたわけでもないのに、この人は私たちの仲間になる人だと直感していた。
と筆記試験の段階から一際輝いていたようです。
ここからウルトラクイズの話が登場しますが、
井上さんの功績が大きかった事が伺えます。
ともすれば「オレがオレが」になりがちなテレビマンユニオンにあって彼女の明るく穏やかな、それでいて不可能を可能にしてしまう才能にどれほど私たちは助けられていただろうか。
数々の仕事の中でも歴史に残る番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」で果たした井上さんの功績は大きい。
アメリカ側でコーディネーターをしてくれたマージー・スマイロウが日本でウルトラクイズの受賞パーティーに参加したことがある。檀上に上がるプロデューサー、ディレクターたちの顔ぶれを見たマージーは「マサコ イズ ザ プロデューサー」とつぶやいた。アメリカですべての交渉ごとを仕切っていた井上さんの働きを最も良く見ていた人だ。当の井上さんは会場の一般客に交じって微笑んでいた。
ウルトラクイズではアメリカの各地でクイズを行いますが、中には「ホワイトハウスの前でクイズを行う」(第3回)など、「はい、いいですよ」と簡単に許可を得る訳には行かないシチュエーションもあったと思います。ウルトラクイズを行う上で交渉事はつきもののはず。
僕が大好きな場面の一つに、第5回ウルトラクイズ・ノックスビルの敗者インタビューがあります。
敗者となった佐藤初江さんのインテビュー中に行われた結婚式も、井上さんが現地で交渉することによって可能になったのではないか?(ひょっとしたら、結婚式のアイデアも井上さんが!?)そんな事を思いました。
井上さんにとって最後のウルトラクイズロケの時に私は別件でニューヨークに滞在していた。マージーから電話が入った。「マサコが帰ってこない」 たいていのことには動じないマージーの声が緊迫している。井上さんは納期が遅れている番組の景品「潜水艦」の工場へ直談判に飛んでいた。
トラックに潜水艦を積んでニューヨークへ向かう途中、数十年ぶりという大型ハリケーンに遭遇、車が運転不能となり大幅に到着が遅れたのだ。悪天候の中、深夜のハイウェイをトラックドライバーと二人だけの旅、どれほど緊張した時間だったことか。
第9回アメリカ横断ウルトラクイズの優勝賞品「小型潜水艦」。
「お母さんヤッタ号!」あの潜水艦にこんなエピソードがあったんですね。
(ただ、その時の賞品地はサイパンなので、ニューヨークからサイパンに輸送したのかというちょっとした謎はありますけど。)
女性と外国人ドライバーの二人だけの旅は心労が大きいはず・・・。
井上さんはたくさんのトゲを我が身に引き受け、わずか三八歳の若さで癌で逝った。
ウルトラクイズの担当を外れて子供を産みたいと言っていた望みは叶えられなかった。
井上さんには番組の企画や未来のプロジェクトのアイディアがたくさんあった。
その全てが志なかばで終わってしまった。
第9回アメリカ横断ウルトラクイズから約2年半後。
井上さんは38歳の若さで亡くなってしまいます。
第10回の頃にはもうウルトラの旅は無理だったのかもしれない。
ウルトラクイズで交渉事を担当していた井上さん。
井上さんの人柄に加え、「不可能を可能にしてしまう才能」。
(素晴らしい交渉術を持っていたのだと思います。)
もはや「出来るスタッフ」という言葉以上の存在だったのかもしれません。
白井さんにとって、井上さんが抜けてしまったのは大きかったと思います。
第10回ウルトラクイズは井上さん抜きで制作されたようですが、
それを最後に白井さんはウルトラを降板。
やはり井上さんが抜けてしまった影響が大きいのでは?と僕は推察します。
真実は白井さんにお聞きしないと分からないでしょうけど、
例え白井さんにお聞きできる機会があったとしても、本音を話していただけないとは思いますが・・・。
テレビマンユニオン史に、その後の井上雅子さんの事が書かれています。
これが胸を打たれる話で、皆さんにも読んでもらいたいので
後日改めて書きます。
(「テレビマンユニオン史」に関する話はまだまだ続きます。)
前回:テレビマンユニオン史とウルトラクイズ(2)
次回:テレビマンユニオン史とウルトラクイズ(特別編) ←追加しました
おまけ
第2回アメリカ横断ウルトラクイズで優勝した北川さんのHP、
北川宣浩記念クイズ館に第2回ウルトラクイズのフォトギャラリーがあって、
その中に北川さんと一緒に写っている井上さんの写真があります。リンク
(井上さんには「才色兼備」という言葉が似合いますね・・・。)