Archive for the ‘テレビ番組’ Category
連続クイズホールド・オン!レギュラー決定!
NHKの連続クイズ ホールド・オン!がこの春復活。
なんと2012年4月からレギュラー番組に!!
現・チャンピオンの為季(ためすえ)さんは、どこまでチャンピオンの座を守れるのか。楽しみですね~!!
司会はキャイーンの天野ひろゆきさんかな?
気になる放送時間は、月~金・午後1時5分~1時27分。(22分番組!)
HDDの残量が心配になります。^^;
テレビマンユニオン史とウルトラクイズ(2)
前回:テレビマンユニオン史とウルトラクイズの続きです。
先日入手した「テレビマンユニオン史」。
その本にアメリカ横断ウルトラクイズを手掛けた
白井博さんのエッセイがありました。
一部抜粋させていただきながら要点を挙げていきます。
「アメリカ横断ウルトラクイズ」について 白井 博
・夢と冒険!アメリカ大横断
「夢と冒険!アメリカ大横断」の体験が無ければ「ウルトラクイズ」第一回目からの成功はなかった。
アメリカの広大さを地図の上でしか認識していなかった、
一日三百マイルで撮影より移動することが仕事になってしまった。
(実際にアメリカを移動した経験がウルトラクイズで生きたんでしょうね。)
当時の技術システムでは電源を入れてから録画できる状態になるまで数分かかる(これでも当時としては早いとのこと)。その挙句、収録可能な時間は20分しかなかったとの事。
VTRが立ち上がる数分を待ってくれるドキュメンタリーの状況はない。
・アメリカ横断ウルトラクイズ
企画原案、クイズをしながら旅行し、負けたらその場から敗者を返すというアイデアは構成作家グループ、ジャパンクリエイトの発案。
前述の「夢と冒険-」の経験を踏まえてテレビマンユニオンが制作を担当することになった。
第1回は木曜スペシャル90分一本で放送するつもりだったが、日本テレビの佐藤孝吉氏が前後編で放送しようと発案。
(佐藤孝吉さんの著書「僕がテレビ屋サトーです」にもその場面があります。)
・ウルトラクイズ成功の要因
ウルトラクイズ成功の第一の要因は、旅行代理店近畿日本ツーリストにロケの運行を任せたことにある。(中略)旅行代理店のノウハウが無ければ不可能な番組であった。
技術的な部分にも触れたあと、移動可能な早押し機の発明などスタジオのクイズシステムをそのままロケで可能にしたこと、そしてウルトラクイズの成功のもっとも大きな要因は技術、美術をはじめとする集まったスタッフの一級の才能とチームワークによる。
(あれだけの番組ですから一流のスタッフとチームワークで乗り切ったのでしょうね。)
・白井さん自身
テレビマンユニオンが担当した11回のうち、第1回から第10回までを白井さんが演出。
途中からクイズの審査委員長、総合演出、プロデューサーを兼任し、全権をまかされることになる。(白井審査委員長!全権を任されていた事に驚き)
僕が演出した時代のウルトラクイズのコンセプトは「人生の機微」にふれているかどうかであった。ゲーム性やスケールばかりのアイディアにならないようにした。日常の生活の中から新しいクイズを作りたかった。
作家たちが考えてくるアイデアに気になるものがあると、白井さんが考え、熟成されクイズのアイデアになるそうで、
そうして生まれたのがどろんこクイズ、空席待ちクイズ、双子神経衰弱などである。
なんと、白井さんがドロンコクイズのアイデアに関わっていた!
放送ライブラリーの「ウルルン滞在記」公開トークショーの記事で、
ドロンコクイズに「白井さんがあまり関わってない」と書いてしまったのですが、
思いっきり関わってたんですね。(汗)
これは豆知識だなと思ったのが、
第5回から第一問を後楽園球場の外に出題。(中略)
この回からファーストカットは国内敗者担当ディレクター保坂秀司の撮ったカットに決めていた。
ウルトラクイズの冒頭。早朝の後楽園球場で挑戦者が寝ている所をウルトラクイズのスタッフがインタビューするシーンがあるのですが、あの場面は保坂さんが撮っていたのですね。
また一つ、ウルトラクイズの豆知識が追加されました。
(ちなみに保坂さんはウルルン滞在記のスタッフでもあり、
前述のウルルン滞在記公開トークショーに出演されていました。)
最終決勝地をNYからパリに変更する、ルートを2つに分ける、○と×の飛行機二台を成田から出発させるといったアイデアを自由にさせてくれたのはウルトラクイズの生みの親ともいうべき日本テレビの石川一彦氏であった。
(石川さんは木曜スペシャルのプロデューサー(と記憶しています。)「僕がテレビ屋サトーです」にも「おマメさん」として登場します。)
・井上雅子さんの存在
昭和六十三年一月十五日、一緒にプロデューサーをしていた井上雅子が他界した。彼女の英語力と人柄にどれ程助けられたことか。
・ウルトラの為に尽くした十年間
三一才から四〇才までの十年間、僕は一年中ウルトラクイズの事しか考えていなかったと言っても過言ではない。十年間僕の心・技・体はウルトラの為にあった。
ウルトラクイズは白井さんが情熱を注いで作られた番組だった。
それを知って僕は嬉しくなった。
第5回ノックスビル・敗者インタビューでの結婚式、
第7回オルバニーの松本さん、同じく第7回エンディングの福留さんのナレーション、
第10回南米ラパスの罰ゲームで「ふるさと」を歌う堀さん。
どれも人間味溢れるシーンで好きだ。
僕は、テレビマンユニオンが作るウルトラクイズが好きだ。と書いたが、
白井さんが作るウルトラクイズが好きなのかもしれない。
個人的にはテレビマンユニオンがウルトラクイズを続けていたら
2001年の911テロが起きるまでは続いていたと思う。そう信じています。
(マンネリ化やスケールの縮小傾向などの問題はあるとは思いますが。)
しかし白井さんは第10回のウルトラを最後にウルトラクイズから降りてしまった。なぜ白井さんはウルトラクイズをやめてしまったのか。
その答えが次の文章にあった。
ウルトラクイズはまだまだ続く状況にあったが、四〇代も演出を担当すると
墓名にウルトラクイズと書かれるのではないかと恐怖し第十回で降りた。
この文を読んだ時の感想を言う。
「えええええええええええ!!!!!」。
そんな理由で辞めたの!?と後ろにひっくり返った(笑)。
白井さんが辞めなければウルトラは続いていたかもしれないのに!
でも、ある意味、白井さんらしい答えかなとは思いました。
それでも僕の中で引っかかるものがありました。
それは白井さんと一緒にプロデューサーをしていた井上雅子さんの存在です。
井上さんの死が白井さんの降板に影響しているのでは・・・?
次回は「テレビマンユニオン史」を通して井上雅子さんに迫ります。
次回:テレビマンユニオン史とウルトラクイズ(3)
[追記]
この記事で「トリビア」という言葉を使ってたのですが、トリビアの泉などの「ムダ知識」という意味で
テレビマンユニオン史とウルトラクイズ
僕は、テレビマンユニオンが作るウルトラクイズが好きだ。
(と書くと、いきなり何だ?と思われるかもしれませんが・・・。)
テレビマンユニオンは、アメリカ横断ウルトラクイズや
世界ふしぎ発見!、世界ウルルン滞在記など手掛けた
日本初の独立系テレビプロダクション。
アメリカ横断ウルトラクイズには第1回から第11回までの
制作を手掛けています。(1977~1987)
そのテレビマンユニオンが2005年、創立35周年の時に発行された
『テレビマンユニオン史』を先日入手しました。
543ページにも及ぶ分厚い本で、非売品だと思います。
当時この本が某オクで出品されていたのですが、
入札していくうち高値がついてしまい落札できず。
オークションアラートに「テレビマンユニオン」を入れて
待ち続ける事、約6年・・・。
ついに念願が叶いました。
この本は、テレビマンユニオン(TVU)の誕生から現在(2005年)に至るまでの
歴史を記述したもの。
ウルトラクイズの総合演出・ディレクターの白井博さんに関する事や、
ウルトラクイズの裏話もあるのでは?と期待してページをめくった。
最初にTVU誕生の経緯や、創立メンバーのエッセイが記載されており、
この方達がTVUを誕生させたのだと感心しながら読んた。
(TVU誕生の事は触れておきたかったのですが、今回はウルトラクイズの話題がメインのため省略させていただきます。)
そして白井博さんのエッセイ「テレビマンユニオンに入るきっかけ」を読んだ。
当時、白井さんはTBSでADのアルバイトをしていたが、アルバイトが忙しく、
縁故で入れてもらえるはずだった名古屋のテレビ局の筆記試験や面接を
すっぽかしてしまったとの事。
もし白井さんがそのままテレビ局に入社していたら、白井さんの作る
ウルトラクイズを見る事はできなかったかもしれません。
さらに読み進めていくと、
TVU初の海外取材レギュラー番組「クイズジャンボ」
現在も続いている「遠くへ行きたい」、
世界ふしぎ発見プロデューサー・重延浩さんのエッセイや
ウルトラクイズのカメラマンも務めた佐藤利明さん、
ウルトラクイズやウルルン滞在記ディレクター・保坂修司さんのエッセイもありました。
(応援団の団長だった保坂さんが山本寛斎さんのファッションショーのオファーを受け、それがテレビマンユニオンに入るきっかけになったエピソードが面白いです。)
重延浩さんの書いた「夢と冒険!アメリカ大横断」は興味深く読ませていただいた。
「夢と冒険~」は日本人グループがキャンピングカーでアメリカを横断し、
1976年7月4日(アメリカ創立200周年の日)に独立の記念の都市、
フィラデルフィアに到達し、フォード大統領の祝辞を受けて、祝賀の鐘をならすという番組。
(旅人の中に当時女子大生だった三雲孝江さんがいます。)
重延さんは
翌年、日本テレビの石川一彦プロデューサーは私を呼んで言った。
「あの番組をクイズ番組にできるか」。私はうなづいた。
こうして私はウルトラクイズの第一回プロデューサーになった。
ディレクターには、アメリカを横断したディレクターの白井博さんに頼んだ。
ウルトラクイズは、この番組がきっかけとなって生まれたのかもしれません。
(その流れで白井さんがウルトラのディレクターになったんですね。)
重延さんの文は続き、
私はニューヨークを飛び立った時のマンハッタン島の空からの全景を思い出した。
ウルトラクイズの最後の都市はニューヨークである。
そのニューヨークに、挑戦者が空から現れ、自由の女神を目指すエンディングを思いつき、提案することになる。
決勝地「ニューヨーク」の演出を提案したのは重延さんだった!
ウルトラファンにとって興味深い豆知識になりそうです。
さらに読み進めていくと、今回の本題に辿り着いた。
「アメリカ横断ウルトラクイズ」について 白井 博
そこには、白井さんが第10回でウルトラクイズの制作を降りた
理由が書かれていた。
[追記]
この記事の「トリビア」という言葉を「豆知識」に変更しました。
(詳細は次回に。)
Youtubeで振り返る2011年
○アジアカップ2011
アジアカップ2011 日本代表のタマシイ
アジアカップ優勝!!
この曲を聞くと南アフリカW杯っぽくなりますね。
アジアカップ2011-決勝-日本vsオーストラリア-決勝ゴール.mpg
「お見事!」と言うべき李選手のゴール。
(ファンとしてはこの場に松井選手がピッチに立って欲しかった。)
○ニンテンドー3DS
はじめてのニンテンドー3DS
2月に発売された3DS。夏に1万円値下げしてくれたおかげで
手に入れる事ができました。
3DS用ソフトはまだ持ってないのでAn×Anをプレイしたい!
●東日本大震災
東北地方太平洋沖地震発生時の全テレビ局同時マルチ映像
東日本大震災 NHK 国会中継~大津波警報
緊急時はNHKだと再認識させられました。
緊急地震速報の音も怖いですが、大津波警報のピロリロ音もトラウマに・・・。
【東日本大震災】各地の津波発生時の映像 Japan hits Tsunami 20110313
【東日本大震災】【津波】今迄見た中で一番衝撃的な大津波の映像
家も人も車も飲み込まれていく津波の恐ろしさ。
東日本大震災 関東の帰宅難民 車は大渋滞 電車ストップ
東日本大震災 [2011.3.11] M9.0 帰宅困難者、銀座あたり
携帯の充電が切れて、状況も分からないまま30kmほど歩きました。
あの日は一生忘れる事は無いと思います。
○九州新幹線開業CM
祝!九州 九州新幹線全線開CM180秒
東日本大震災の影響で自粛され、お蔵入りとなったCMだそうですが
カンヌ国際広告祭で金賞、ACCグランプリと賞を総なめ。
何度見ても涙が流れてしまう。間違いなく今年のベストCM。
○松井大輔結婚
加藤ローサ 妊娠4カ月 松井大輔と結婚!!
これはもう、皆ひっくり返る程の驚きでしたね。
ブログのアクセス数も減りました^^;
○なでしこJAPAN
なでしこジャパン FIFA女子ワールドカップドイツ2011総集編
[永久保存版] なでしこジャパン ドイツW杯ハイライト "Queen Yamato Nadeshiko"
決勝アメリカ選の宮間選手の諦めないゴールも素晴らしいし、
延長後半の澤選手の起死回生ゴールには痺れました。
その後、ロンドン五輪にも見事アジア1位で出場権獲得!!
○マリオ30周年
SUPER MARIO CEREMONY -The 30th Anniversary Medley-
総勢40名の力を合わせて制作された動画。
日本のクリエイターはやっぱり凄い!
○連続クイズ ホールド・オン!
○ワールド・クイズ・クラシック
動画がありません。(こら!)
この後は第4チェックポイントコアタイムのアクセスランキングです。
[追記]
紹介し忘れた話。(後に震災があった紹介できませんでした)
姪っ子が嫁に行った(GOLDEN TIMES)
1分間の深イイ話SP(2011/12/19)
先週書けなかったのですが、12/19(月)の「1分間の深イイ話」SPの中で
ウルトラクイズの映像が流れました。
番組では歴代ズームイン司会者がゲストで出演。
福留功男さんや徳光さん、福澤明さんも出演し、福留さんの深イイ話の際にウルトラクイズの映像が使われました。
その時のウルトラ映像では出場者の顔にボカシも無く、
BGMの「スタートレックのテーマ」も原曲!
ウルトラファンにとって嬉しいVTRでした。
ただ、ウルトラの歴代最高視聴率が過去の日テレの番組(今世紀最後!ウルトラの事前番組)では34.5%だったのに対し、
この日の深イイ話では38.5%とテロップが。
揚げ足を取るつもりじゃないけど、どちらが正しいのかちょっと気になりました。
さらに。番組内でこんな会話が。
福澤「ウルトラクイズなんか今、有り得ないですよね。」
福留「有り得ない。5億8千ですからね。」
なんと、ウルトラクイズの番組制作費が5億8千万円!!
どの回とは言いませんでしたが、天国地獄ルートに分かれた第10回か、
南北アメリカを縦断した第12回のどちらかでしょうね。
[追記]
今世紀最後!のウルトラも飛行機の無料チケットが使えなかった為、
製作費が掛かったという書き込みを見た覚えがあります。(2chウルトラスレ)
この日の深イイ話(後半)では、チョモランマ頂上の生中継番組もそうですが、
“テレビが持つ力”というのをアピールしているなと思いました。
それと同時に「ネットには負けないぞ」という対抗意識を感じたのは僕だけでしょうか。
2011年も残りあと僅か。
今、日テレとフジテレビは、年間視聴率の3冠王争いが繰り広げられているそうです。
日刊ゲンダイの記事の中で、
>「3冠を取るかどうかでスポットCMの収入が年間300億円違ってくるといわれるほど。
とあります。
僕は日テレが「家政婦のミタ」の最終回で40%を取ったので、
日テレが3冠を取るのでは?そんな気がしています。
日テレさん。もし視聴率3冠を取って300億近い収入が増えるなら
ウルトラクイズを作るチャンスじゃないですか?
日本を活性化させる夢のある番組、それがウルトラクイズ。
ウルトラクイズで“テレビが持つ力”を存分に見せて欲しいです。
前回の深イイ話(人生が変わる1分間の深イイ話HP)
2011年12月19日放送。福留さん以外の深イイ話もあります。
(↑来年の深イイ話が放送されると書き換えられてしまうかも。)