理想のウルトラクイズ[5]・理想の製作会社
妄想でウルトラクイズを展開していく「理想のウルトラクイズ」第5回目がやってきました。
「復活アメリカ横断ウルトラクイズ」会議で壇上に立つUQ18。
彼は80年代ウルトラクイズの再現を目指し、なおかつ視聴率を狙わないウルトラクイズを作るのだという。
さらに彼の口から出た要求とは!?
[この話はもちろんフィクションです。]
-以下妄想-
UQ「今回の海外ロケは・・・テレビマンユニオンに参加させていただきたいと思っています。」
テレビマンユニオンとは日本初のテレビ番組制作会社であり、
かつては第1回~11回のアメリカ横断ウルトラクイズに関わっていた。
スタッフA「テレビマンユニオンてアレでしょ、ふしぎ発見の。」
スタッフB「テレマンを使うとなれば、制作費掛かるんじゃないの?」
スタッフC「ウチだけで作っても十分だろう。」
会議室のあちこちから声が上がったが、UQ18はこう答えた。
UQ「今回の復活ウルトラクイズにはテレビマンユニオンの力が必要です。たとえ制作費が掛かったとしても、
チェックポイントの1つや2つ削ってでもテレビマンユニオンを使います。」
ゲームの話になるが、PS2版「アメリカ横断ウルトラクイズ」のプロデューサーは、PS2版を開発する際、トメさんが出演OKを出さなければゲーム自体作らなかったのだそうだ。
彼もまたテレビマンユニオン製作でなければ、復活ウルトラの製作総指揮を降りるつもりだった。
工藤氏は疑問を投げた。
工藤「どうして、テレビマンユニオンなのかね?」
UQ「私にとっては、『あの頃のウルトラ=テレビマンユニオンの創るウルトラクイズ』なんです。」
彼は一呼吸置いて言った。
UQ「ウルトラクイズはクイズ番組なのに胸を打つエンディングが多かった。心に残るエンディングがあったからこそ、多くの視聴者に支持される番組になったのだと思います。
しかし、今世紀最後のウルトラクイズでは物足りないエンディングになってしまった。
『決勝生放送』の影響が大きいと思いますが、あの頃の様な『胸を打つエンディング』では無くなっていた。それが残念なんです。」
彼は工藤氏の方を向いた。
UQ「どこかで聞いた噂話ですが、当初、今世紀最後の製作にはテレビマンユニオンも関わるはずだったそうですね。」
工藤氏は目線を下に落とした。
UQ「残念ながら、諸事情によりテレビマンユニオンが関わる事はありませんでした・・・。だからもう一度、テレビマンユニオンのウルトラクイズを作りたいんです。
お願いします、復活ウルトラにはテレビマンユニオンの力が必要なんです!!」
工藤氏は沈黙の後、口を開いた。
工藤「分かりました。白石さんには私から連絡をいれましょう。」
テレビマンユニオンのトップと直接話をしてくれるらしい。
UQ「やった!ありがとうございます!!!」
彼は最初のハードルを超えた。
あの頃のウルトラクイズを製作する為に欠かせない3つのキーワード、そのうち「B」と「C」が揃うことになるのである。
後は「A」が揃えば・・・。
工藤「ところで、司会者の事なんだが」
UQ「はい、何でしょう!!」
彼は今、テンション高めである。
工藤「最近、トメと話をしたんだよ。トメに「ウルトラが復活したら司会をやるか?」と聞いたら、もう長丁場の旅は無理でしょうと言ったんだ。」
UQ「・・・え?」
工藤「いくら体が丈夫なトメとはいえ、ウルトラの過酷な旅を続けられないだろう。」
UQ「・・・」
工藤「そこでだ、新しい司会者を決めて欲しい。留さん以外でだ。」
あの頃のウルトラを製作する為に欠かせない3つのキーワード・・・その『A』が使えない。
まさかトメさん以外のウルトラクイズを作ることになるなんて・・・。
-妄想ここまで-
自らハードルを課してます。
妄想なのにどうして現実を考えてしまうんだorz
あと裏方スタッフさんは架空の名前にしてますけど・・・大丈夫だよね?(何がだ。)
次回、妄想ウルトラの新司会者が決まります。