理想のウルトラクイズ[4]・あの頃のウルトラクイズ
妄想でウルトラクイズを展開していく「理想のウルトラクイズ」第4回目がやってきました。
「復活アメリカ横断ウルトラクイズ」の会議に参加したUQ18。
そこには、かつてのウルトラクイズを手がけた「復活ウルトラクイズ製作実行委員長」工藤氏の存在があった。
工藤氏が見守る中、彼が考える「理想のウルトラクイズ」とは一体何か?続きをどうぞ。
[この話はもちろんフィクションです。]
-以下妄想-
「テレビ番組製作については全くの素人ですが、よろしくお願いします。」
UQ18は壇上に立ち、緊張した面持ちで自己紹介を始めた。
続けて彼は感謝の言葉を述べた。
「ウルトラクイズを復活させてくれて・・・本当にありがとうございます。」
『今世紀最後!』から10年。2008年にウルトラファンが待ち焦がれたあのクイズ番組が帰ってくる。
そう思うと、感謝の言葉を述べずには居られなかった。
「今回のウルトラクイズは、『あの頃』のウルトラクイズを再現させます。」
ここで何度も登場する『あの頃』について説明したいと思う。
ウルトラクイズのレギュラー放送を4つに分けると、以下の様に分けることができる(今世紀最後を除く)。
1~4回:「初期」
5~8回:「中期」
9~12回:「黄金期」
13回~16回:「後期」
分け方は人によって変動するが、大体こんなものだと思っている。
『あの頃』のウルトラクイズとは「中期」と「黄金期」、
すなわち80年代のウルトラクイズなのだ。
「参加者が右肩上がりに増えていった80年代。バラマキやマラソン、大声クイズといった定番クイズも登場しました。
そして何より、参加者の素朴で人間味あふれる姿を映し出していたのも80年代ウルトラの特徴でもあります。
ぜひとも、あの頃に立ち返えったウルトラクイズを作りましょう。」
少し間を置いて、こう続けた。
「皆さんは、ウルトラクイズで高視聴率を取りたいと思っていますか?」
周りの顔色を伺う。
いかにも当たり前じゃないかといった雰囲気だ。
「日本テレビも企業である以上、スポンサー獲得の為に0.1%でも視聴率を上げたい所です。
ですが、その考えは捨ててください。」
会議室内は沈黙に包まれた。
「今回のウルトラクイズは視聴率を取るために作るのではありません。
視聴率を取るために人気の芸能人を呼んだり、派手なテロップを連発させたり、ド派手な演出に見せたり、いろんな方法があると思います。
しかし
復活ウルトラクイズでは雰囲気を損なうまで視聴率を取るような事はしませんし、絶対にさせません。」
工藤氏の目が光る。
さらに彼はこう続けた。
「今回の海外ロケは、・・・・に参加させていただきたいと思っています。」
彼の口から出たのは、あの頃のウルトラクイズを製作する為に欠かせないキーワード『C』だった。
-妄想ここまで-
えー何だか長々と喋っています(汗)
次回はさらに長くなりそうです。
前回:理想のウルトラクイズ[3]・ミーティングでの出会い
次回:理想のウルトラクイズ[5]・理想の製作会社