子供の目の前で
「こら待てー!!」
「たぁー!!」
タタタタタッ!!
信号の青に合わせ、勢いよく横断歩道を渡る子供達。小学校の近くでよく見かける光景です。
学校が近付くにつれ、ぞろぞろと列を成して歩いていく。
まだ背も小さい子供達。友達とふざけあう子もいれば、仲良く手をつないで歩く子もいる。
・・昔は自分もあんなに小っこかったんだよなぁ。と、ふと思った。
その時、自転車に乗った男性が小学生の横を通る。
男性の手に白いものが見えたその瞬間、何かが地面に落ちた。
それは火の点いた煙草だった。
煙草は、うっすらと煙を出しながら、地面の上で転がっている。
幸い、アスファルトの上だから良かったものの、近くに雑草が生えている。ボヤでも起きたらどーするんだ。
自転車はそのまま遠くへ去ってしまった。
僕は小学生の方が気になった。今の出来事を見ていただろうか?
子供達は、先程と何も変わらずに歩いている。誰も気づいていないようだ。
元気にはしゃいでいる子供たちの横で、煙草のポイ捨て。
何故か、その光景に胸が痛んだ。
私はポイ捨てした男性を叱る勇気はありません。
でも、子供たちの前でやって欲しくなかった。何故あそこで捨てたのだろう・・・
子供は大人を見て育つと言われます。
自分も子供に見られてるんだと思うと、マナーの悪いことはできませんね。(過去の自分に反省・・・)