理想のウルトラクイズ[7]・今世紀最後の前説
妄想でウルトラクイズを展開していく「理想のウルトラクイズ」も今回で7回目となりました。
「復活アメリカ横断ウルトラクイズ」会議はまだまだ進行中。
製作総指揮のUQ18が指名した司会者はなんと菅谷大介アナだった。
意外な指名に会議室からどよめきが沸き起こる。
さらに彼は今世紀最後のウルトラを上映。その訳とは一体?
[この話はもちろんフィクションです。]
-以下妄想-
大型液晶テレビに「今世紀最後!アメリカ横断ウルトラクイズ」が映し出された。
皆は固唾を呑んで見守る。
【VTR再生】
8月30日東京ドーム正面ゲート前。
大勢の「トメさん!」コールの中、菅谷大介アナと日テレアナウンサー時代の柴田倫世アナが登場した。
菅谷アナ「今年は、例年とは違います。」
観客「えー!?」
菅谷アナ「何が違うかと言いますと、問題は私(わたくし)が出します。」
観客「ええー!!?」
UQ「ここでストップ!!」
合図でVTRが止まる。
UQ「今、菅谷アナが第一問を出すと言ったら、観客から大ブーイングが起こりました。」
彼はテレビ画面からスタッフ達に目を向けた。
UQ「今世紀最後から10年後、復活ウルトラで本当に菅谷アナが第一問を出すことになったとしたら・・・面白いと思いませんか?」
スタッフの一人がつぶやいた。
スタッフA「今世紀最後ではブーイング、復活ウルトラでは司会者として第一問を出題か・・・これは事前番組のネタに使えるなあ。」
スタッフB「あ、その発想は無かったわ」
スタッフC「そろそろ、菅谷アナに大きな番組を持たせるのもいいかもしれないな。」
UQ18は工藤氏に目を向けた。
工藤「私も悪くないと思います。」
UQ「よし決まり!!」
復活ウルトラクイズの司会は菅谷アナに決定した。
UQ「それから工藤さん」
工藤「なんだね?」
彼は突然、こう言い出した。
UQ「番組のスーパーアドバイザーをトメさんにお願いできませんか?」
工藤「スーパーアドバイザー?」
トメさんはミスターウルトラクイズ。ウルトラクイズの顔だった。
一方、その裏で番組に対する要求も厳しかったと聞く。
トメさんが計15回のウルトラで培ったノウハウを
今度の「復活ウルトラクイズ」に生かしたい。
若いスタッフや菅谷アナにもいろんなアドバイスを伝えて欲しい。
彼はトメさんのアドバイザーとしての必要性を訴えた。
工藤「分かりました。トメも引き受けてくれるでしょう。」
UQ「よろしくお願いします。それから・・・ナレーションもトメさんにお願いしたいのですが」
彼は"あの頃のウルトラクイズ"に近づけるには、やはりトメさんのナレーションが必要だと言うのだ。
UQ「トメさんのナレーションは時には面白おかしく、またある時には心にグッと来るものがありました。
最終週のエンディングは、トメさんのナレーション以外に考えられません。」
工藤「それでは、ナレーションの話もお願いしておきますよ。」
こうして、『復活アメリカ横断ウルトラクイズプロジェクト』第一回ミーティングは終了した。
数日後、テレビマンユニオンと福留さんからOKの返事が返ってきた。
-妄想ここまで-
ようやく第一回ミーティングが終了しました。
次回からルートの話や、スタジオ司会などの詳細を詰めていきます。