「僕がテレビ屋サトーです」を読んで①
「僕がテレビ屋サトーです」 佐藤孝吉 文藝春秋刊
最近、本を読んでないなぁ~。と思ったので、アマゾンで買ったのがこの本です。
著者は、「アメリカ横断ウルトラクイズ」、「はじめてのおつかい」など、名番組を残したディレクター。
・妥協を許さない真剣勝負
『タロア島戦記』での話。
素材のVTRがひどいものと分かり、アナウンサーの福留さんに原稿を語らせる事になります。そこで佐藤さん
「俺の原稿を一言一句、間違えずに覚える。
原稿にチラッとでも目を落としたら殺すぞ」
90分間の生放送です。
トメさんは必死に原稿を覚え、本番で見事にやり遂げます。
ラストシーン、トメさんの目から涙がこぼれます。
ドキュメンタリーを作るってこういう事なんだなぁと感嘆しつつ、
やり遂げたトメさんも凄い人だと思いました。
タレント頼みの番組が多い中、佐藤さんの番組作りの姿勢を見習って欲しいですね。
テレビが面白かった理由 佐藤孝吉×福留功男
http://www.bunshun.co.jp/jicho/televiya/televiya01.htm