あの親子のその後。(+もうひとつの高校生クイズ)
マルコ「ルンルンルン♪今日は高校生クイズの全国大会~♪
ライオンちゃんとクイズラに会える日さ~♪」
マルコは最近ごきげんのようだ。
それもそのはず、パパが最近新しいデジタルテレビを購入し、それが昨日届いたからだ。
セバスチャン「マルコ、早く朝食を食べなさい。」
マルコ「あ、パパおはよう!!テレビつけるね!」
マルコはテレビの電源を入れた。
大きな画面にズームインSUPERの羽鳥さんが現れた。
羽鳥アナ「さあ今日もまいりましょう。
9月17日金曜日の朝に・・・ズームイン!!」
マルコ「え!?・・・パパ、今日は9月17日なの!?」
セバスチャン「ああ、そうだよ。」
マルコ「だってカレンダーは9月3日に」
マルコは日めくりカレンダーの方を振り向いたが、9/17である。
マルコ「!?」
今日が9月3日だと思っていたマルコは驚いた。
セバスチャン「ほら、スープが冷めるぞ。早く食べなさい。」
マルコ「カレンダーが・・・昨日は9/2だったのに。今日は9/3じゃなくて9/17なの・・・?」
セバスチャン「食べないとマルコのハムをパパが頂くぞ。」
マルコは急いでゴミ箱の元へ急ぎ、ゴミ箱の蓋を開けた。
そこにはクシャクシャに丸められた日めくりカレンダーの紙が何枚も入っていた。しかも一番上にある紙は9/3。
つまり、パパが9月3日から16日までの紙を一気に破いたのだ。
マルコ「パパ・・・どうしてカレンダーの日付が遅れていたの?」
セバスチャン「どうだいマルコ、2週間も先の未来にタイムスリップした気分は。」
マルコ「ふざけないで!![E:annoy]パパがこんな事するから高校生クイズの全国大会が見れなかったじゃないか!」
高校生クイズ全国大会の放送は9月3日。
もう2週間も前に終わっている。
マルコ「ライオンちゃんとクイズラが見たかったのに・・・[E:weep]」
セバスチャンは神妙な顔つきで話し始めた。
セバスチャン「マルコ、許してくれ。パパはお前に高校生クイズを見せる事ができなかったんだよ・・・。」
マルコが抱える病気・・・クイズラ病。
クイズラ病とは、つまらないクイズ番組を見ると発狂し暴れだしてしまうという珍しい病気である。パパはマルコにクイズラ病を発症させないよう、日めくりカレンダーの日付を遅らせ、高校生クイズの放送日を気付かせないようにしたのだ。
セバスチャン「まさか、こんなに上手く行くとは思ってなかったが・・・。
人の少ない農村地帯でテレビも無いんじゃあな。
レグザが人気商品で取り寄せに3週間も掛かったのが功を奏したか」
注:前のテレビは壊れて廃棄していたので家にテレビが無い状態だった。
マルコ「パパは高校生クイズ見たの?ケータイのワンセグで」
セバスチャン「ああ。トイレでこっそりとな・・・っと、しまった。」
マルコの怒りは頂点に達した。
マルコ「ひどいよ、ひどいよパパー!!」
マルコは外へ走り出した。
セバスチャン「待て、マルコ!今年はDVDが発売されるんだぞ。」
マルコ「えっ・・・?」
マルコは立ち止った。
セバスチャン「今年は、高校生クイズのDVDが発売されるんだ。」
マルコ「本当?・・・ライオンちゃんとクイズラに会えるの?」
セバスチャン「否。1秒も映ってなかった。」(本放送で)
マルコは再び走り出した。
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>今年のオフシーズンもセバスチャンの話になりそうだなぁ・・・。
以前、こんな事を書きましたが、やっぱり全国大会の話を書く気になれない・・・。だからといって、世界三流名作劇場を何度も書くのはどうかと思いますが。
久しぶりにスカパーの高校生クイズのページを見ると、来月の特別番組の放送日が告知されていました。(リンク)
「もうひとつの高校生クイズ ~日本一へ!栄光の軌跡~」
10月1日(金) | 180 | 後01:00 | 初回放送 |
10月1日(金) | HD190 | 後01:00 | 初回放送 |
10月6日(水) | 180 | 後05:30 | 再放送 |
10月6日(水) | HD190 | 後05:30 | 再放送 |
10月7日(木) | 180 | 後09:00 | 再放送 |
10月7日(木) | HD190 | 後09:00 | 再放送 |
10月10日(日) | 180 | 後01:00 | 再放送 |
全国5,000校の頂点に立った第30回高校生クイズ優勝チームと、準決勝、準々決勝、1回戦で惜しくも敗れ去っていったライバルチームとの数日間にわたる熾烈な戦いに完全密着。
チーム3人で力を合わせ、知力の限りを振り絞って限界に挑戦する姿、そして、本放送ではOAされなかった涙と感動の秘話、日本全国から集まった各県代表チームの控室や宿舎での交流も描きます。
高校生のひと夏の思い出が詰まった番組です。
期待させる番組内容です。
しかし、この特別番組がどんなに素晴らしかったとしても、
本来の高校生クイズの魅力を失った今の全国大会には賛同しません。
この特別番組がどんな意味を持って放送するのか。
DVD宣伝程度ならいいのですが、高校生達の頑張る姿を放送する事によって、今の全国大会を肯定しようとする編集にならないか。そこが気になっています。
>れそとさん
コメント遅くなってすいません。長文お疲れ様でした。
前回のコメントの問題、あれはミニトラクイズでしたか!すっかり忘れてました。
本題について、クイズとスポーツの違いや、クイズは観客もプレイすることができる。という点はその通りですね。僕がQさまや雑学王、アタック25を見るときも自分でが参加してるかのように答えを考えて楽しんでいます。
リニューアル後の高クイは、1回戦までは難問とはいえ視聴者も答えを考える楽しみもあるかもしれませんが、それ以降はもう、クイズに答える所を見て驚くだけ。れそとさんが書いてる「クイズに答えるのを見ることで楽しめ」という言葉通りだと思います。
れそとさんのコメント
>リニューアル後の高クイは、クイズ番組のそもそもの醍醐味を見失っている気がします。
極端な話、視聴者が答える楽しみが無くても、視聴率さえ取れればいいのかもしれません。今の高クイに批判的な意見が出ようとも、番組内容を全く変える気が無いようですし。それどころか視聴率を取って、日テレ社内的には評価されてるのかもしれないと思うと腹が立ちます。
Qさまについて、れそとさんが書いてましたが
>問題がレベル別に用意されているので、知識に自信のない人でも「ここまでなら分かる!」という喜びが湧く
これについては、全面的に同意です。
易しい問題から難問まで用意されていて、自分がどこまで分かるか楽しむことができる。たまに難問に正解すると嬉しくなります。こういうクイズ番組だと幅広い方々に楽しめるんですけどね。
最近、Qさまの難問スペシャル(?)で宇治原さんがピンチで正解するのを見て、あれはカッコイイなと思いました。宇治原さんの頭の良さに憧れる視聴者が増えたかもしれない。
本来は、頭がいい事って素晴らしい事ですよね。だけど、今の高校生クイズを見て、彼らの素晴らしさ、勉強する事の素晴らしさがそれほど感じられなかったのです。そこは残念だなと。
(今はうまく書けないので、別の機会があれば・・・。)
スポンサーについて、今すぐライオン社が降りる事は無いだろうと思いますが、高クイからライオン社の冠が無くなってしまったら、それは末期の末期ですね。
今の高クイに対するライオン社側のコメントが聞きたい所ではあります。
(ウルトラが終わった理由については、高額な製作費に見合った視聴率が出せなかった事が大きな原因かと思っています。)
チームメンバーの長戸本の話、楽しく聞かせてもらいました^^
高クイがクイ研や名門校が勝ち抜けやすいような形式であっても、参加者側は燃えるんでしょうね。
長文については全然謝る事はないですよ。^^
もし可能であれば、れそとさんもブログを持ってみるのもいいんじゃないでしょうか?
僕のブログのコメントで終わらせるには惜しいコメントをいただいてますし。
「あの親子の話」がくだらないだけに、いいコメントを書き込んでいただいてありがとうございます。
前回の記事のコメントの3択問題は第11回の名古屋横断ミニトラクイズ(第2次予選後の敗者復活)で、バス内で出題されたものです。不正解者がいるにも関わらず、「時間の都合で」全員通過となった問題です。
本題に入りましょう。
しばしば、「クイズはスポーツだ」と言われることがあります(最初にそれを言ったのは長戸さんだと思います)。しかし、クイズとスポーツは、相違点も多いです。
僕は、クイズとスポーツの最大の違いは、「スポーツはプレイヤーと観客の役割が別々(プレイする役割、観戦する役割)なのに対し、クイズは観客もプレイしている」という点だと思います。
クイズは問題を媒介とした競技ですが、その問題は、観客にも聞こえ、観客も考えることができる。クイズの面白さとは、結局のところ、「問題を考え、答える」という所にあります(あくまで僕の考えです)。だから、クイズの主催者は、クイズの観客を、プレイヤーによる試合でだけでなく、問題でも楽しませないといけないわけです。
リニューアル後の高クイの場合、自分もそこに疑似的に参加できるクイズ番組というよりも、自分の知識がどこまであるか、そしてその学校がどれだけ東大に導くかを披露する「クイズ芸番組」という感じがします。クイズを解くことではなく、クイズに答えるのを見ることで楽しめと言っているのです。だから、準決勝の計算問題みたいな、視聴者が考える隙も与えないようなクイズが平気でできる。なんか、びっくり人間大賞みたいですね。
リニューアル後の高クイは、クイズ番組のそもそもの醍醐味を見失っている気がします。TVに一番不要なのは内輪受けです(高クイの場合の内輪とは、クイズ的知識を大量に持っていて、難問が出題されるほど、「自分の持ってるコアな知識を発揮できる!」と喜ぶようなクイズマニアのことです)。その点でQさまは、東大やら京大やらインテリやら言いつつも、問題がレベル別に用意されているので、知識に自信のない人でも「ここまでなら分かる!」という喜びが湧くわけですね。
スポンサーですが、来年あたり「ライオンスペシャル」が「河合塾スペシャル」になってたらもう末期ですね(学習塾がスポンサーになるということではなく、長年高クイを成立させてきたスポンサー、ライオンに見放されるという意味で。そういえば、ウルトラが終わったのも、司会交代でスポンサーがつかなくなったという説がありましたが)。
追伸。今年の僕たちのチームメンバーの一人が、ある日「家にこんなんあったんだけど」と言って手渡したのが、なんと、あのポールマッカートニー問題が載ってる、長戸本2巻でした。長戸本2巻には、今年の関東大会で出た3択問題も結構載ってました。この本の所持者は、「来年こそ勝つ!」とか言って燃えています。こんなんになってしまった高クイでも燃えることができるというのは、(クイズに限らず、)「勝負ごと」に対する意識のジェネレーションギャップかもしれませんね。
超長文、本当に失礼しました。どうか、「人様のブログで何長々とくっちゃべってんだ」って思わないでください。
>booさん
いくら何でもライオンさんにお願いする事はないですよ^^;
今も地方大会の解答台でライオンちゃんとクイズラが見れますし、申込み用紙にも描かれているようですので。
ただ、番組構成を変えて欲しいのなら、多くの視聴者がライオン社に圧力を掛けるしかないでしょうね・・・。
流石に僕はそこまでしませんが。
いっそ、ライオンに嘆願してみましょうか?
「クイズラ」を高校生クイズに復活させてくださいと・・・
第20回くらいまでの番組構成の方が面白く感じるという内容と含めて。ライオンから圧力がかかれば、そうせざるをえない気がします(笑)